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カラーリングの知識

カラーリングの知識

カラーリングの知識

現代、ヘアカラーは人々にとって欠かせないものになっています。
カラーリングの技術が普及した今、お客様のカラーリングに対する知識も豊富になり、求めるクオリティもより高いものになってきています。
miqではスタッフ全員がカラーの日々進歩する技術と知識を深めるために最新の技術の講習に参加したり、互いの知識、技術を共有しています。
このページではカラーリングの知識を紹介していきます。

カラー剤の種類

ヘアカラーはブラウンコントロール+アンダーコントロール+トーンコントロールの3つのコントロールからなっています。ブラウンコントロールとは明度、つまり明るさの調整を行うことです。明度の調整を行うことで、髪色の透明感をコントロールすることもできます。アンダーコントロールとは、目的の色味を表現するためにアンダートーンを調整する事です。トーンコントロールは、ヘアカラーティントの調整を行い、明度と彩度を操作する事です。

カラーの種類

永久染毛剤
永久染毛剤は、染毛成分が毛小皮および毛皮質のおくまで浸透し、化学的に固着するために長期にわたって染毛効果が持続するものである。
酸化染毛剤・・・現在世界的のもっとも多く使用されているもので、いったん染まると色もちが2~3か月と長期的に持続する。
染毛力に優れているが、原料の酸化染料が人によってはかぶれの原因になるため、使用前にはパッチテストが必要となる。
長所・・1回の使用でしっかり染まり、シャンプーしても色落ちしない。 色は2~3か月持続する。黒色の毛髪を明るい色に染毛する事もできる。
短所・・人によってはアレルギー反応によりかぶれが出る事がある。染めた後、毛髪の手入れが十分でない場合、毛髪を傷めるおそれがある。

半永久染毛剤
酸性カラー、ヘアマニキュア、カラーリンス、カラートリートメント、などがある。
長所・・かぶれ、毛髪の傷みがほとんどない。 
短所・・色もちが2~3週間。シャンプーのたびに少しずつ色落ちしていく。黒色の毛髪を明るい色にできない。汗で色落ちしやすい。皮膚につくと取れにくいことがある。

一時染毛剤
一時的に毛髪の表面のみを着色する。
長所・・手軽に使用できる。かぶれ、毛髪のいたみはほとんどない。汗などには比較的強い。
短所・・一度のシャンプーで色が落ちる。

脱色剤・脱染剤
脱色剤(ブリーチ)・・・毛髪のメラニン色素を脱色するものをいう。
酸化染料が配合されてないため、かぶれを起こすことは、ほとんどないが、刺激による炎症を起こすおそれがある。
毛髪の手入れが十分でない場合、毛髪がアルカリに傾くため毛髪を傷める恐れがある。
脱染剤・・染毛した毛髪から染料を脱染するものをいう。

植物性染毛剤(ヘナ)
古くからおもに外国で使用されてきた染毛剤で、植物の花、実、根、皮などの色素が酸性水溶液中でケラチンに染まりつく性質を利用したものである。特に有名なのはヘナの葉やカミツレの花を原料とした染毛剤である。植物性染毛剤は色味が限られており、しかも供給量が少ないなどの欠点がある。

毛髪の知識

髪色とメラニン色素
メラニン色素にはユウメラニン(真メラニン)とフェオメラニン(亜メラニン)の二種類があります。
ユウメラニンは水に溶けない高分子ですが、強いアルカリ溶液には少し溶解して黄褐色の溶液となります。
明度を決めるのは毛髪中のメラニン色素ですが、赤褐色のユウメラニンをブラウンカラー、黄~赤色のフェオメラニンを色相として置き換えることにより、多種多様の髪色としてのブラウンを作ることが可能なのです。

レベルとトーン
現在、市場では見た目の髪の明るさや色合いをアンダーレベルやアンダートーンという基準で表現しています。お客様から要望される色を出すためにはこれらの意味をしっかりと理解し、色味を選定する事が重要です。
アンダーレベル・・毛髪のメラニン色素が脱色されていくときの明度のみを示します。
アンダートーン・・黒髪をブリーチしていくと、少しずつ髪本来が持っているメラニン色素が分解されていきますが、決して白にはなりません、。その各明度に応じ、残留しているメラニン色素によって見えるトーンのことをいいます。

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